こんにちは、星空スペース店長です。
台風一過とはまさにこのこと、今日は昨日の暴風雨が信じられないくらいの晴天になりました。
あんなに綺麗に晴れ渡ったのは久しぶりじゃないですかね。
さて、いすみ市には田園の美術館というミュージアム(正式名称は「いすみ市郷土資料館」)があるんですが、そこで現在開催中の企画展が超・超・おススメなので、こちらでもご紹介しておきましょう。

それがこちら、「蔵の中のワンダーランド」展です。
いや、チラシの写真だけ見るとお化け屋敷の入り口ですか?という感じですが、違うんですよ、蔵の入り口なんです。
蔵(くら)。
もう、都市部ではほとんど見ることができなくなりましたが、千葉県のちょっとした趣のあるお宅にはまだまだありますよ。
蔵を作るなんていうのは昔のいわゆる「旧家」と呼ばれるお家でしょうが、漆喰と厚い土壁で固められた蔵は火事で燃え落ちないように用心されており、その中に大切なものをしまっておいたのです。
今のような簡易にガレージやコンテナ倉庫のない時代です。
蔵の中にはたくさんの思い出とお宝が詰まっているのでした。
そんな房総の「蔵の中」はどんなものが入っているのか、伺い知ることのできる企画が今回ご紹介する展示会です。
正直、昔の民俗に興味がある僕のような人間にとっては面白すぎる展示会でした。

イベントチラシの裏面
館員の方に許可をもらって写真を撮らせてもらいましたので、ぜひ皆さんも雰囲気を味わってください。そして実際に行ってみてください。

ペダル付き原動機つき自転車。こぐことも出来たらしい。

昔の楽曲の譜面帳。手書きの表紙がとても素敵。

「コドモノクニ」という少年誌。遊びのことがいろいろ載っていて楽しそう

婦人生い立ち双六(スゴロク)。ゴクリとつばを飲むような苛烈な内容だった

少女の遊び道具セット。こういうの現代に復活して欲しい

昔のタバコケース。昔はタバコケースも芸術作品だったのに。。。

こちらは面子。全部欲しい。超欲しい。

お菓子の包装紙。これを見ていると等幅フォントじゃなかった時代のフォントがいかに芸術的だったのかよくわかる。

これも面白かった、鉄道マニア必読の読み物。日本で始めて鉄道が開通した時代の旅日記。

麒麟麦酒の広告。「極楽は仕事がすんで湯に入って一杯飲んで寝た時にあり」という一休さんのありがたい言葉。

昔のレコードの再生機とレコード盤。とにかくお洒落。
他にもまだまだいろいろありましたがこんなところで。
レトロ趣味といえばそれまでなのですが、この明治から昭和にかけてのデザインって本当に愛くるしいというか、たまらなく好きなんです。特に色の使い方ですかね。フォントまで一つ一つ絵なのがすごいと思いますよ。
また、この企画展と同時開催で展示されている吉田収(おさむ)さんという無名?の画家さんの個展もすばらしいものでした。

戦前戦後の東京だとかの町並みを人間の目から見た色合いで知ることのできる貴重な資料でもあると思います。
ぼぉっと見ているだけでも、往来している人々の様子が動き出すようで面白いものでした。
こんな面白い企画展が、なんと無料で見ることができるんですからすごい話ですよ。興味のある人はぜひ行ってみると良いでしょう。
田園の美術館の概要はこちらです。
(いすみ市は特設ページくらい作ろうよ、なんなら私が作るから!)
あと館員の人が書いているブログも見ごたえありますよ。
蔵の中にいかに貴重なお宝が眠っているのかよくわかる展示会です。
こういう蔵の宝物のも人の目を見ないことには宝の持ち腐れですし、それは房総と日本にとって大きな社会的損失でもあります。
なんとかこういう蔵のものを探索して、価値を社会に知らしめることを永続的にまわせるようなビジネスモデルにできないものでしょうかね。そんなことを展示品を見ながら考えておりましたよ。
(良)
