星空スペース

縄文と弥生の違いをブラウンズフィールドの古民家で考える


毎度どーも、星空スペース店長です。

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星空スペースのいたるところで、どくだみの花が咲き始めましたよ。独特のにおいが香る季節です。

いやあ、最近はムシムシと暑いなあと思いきやひゅ~と肌寒くなったりとコロコロと天候が変わる毎日でございますね。

どうにも僕も体調を崩し気味で、ちょっと調子が狂ってしまっております。皆様もどうぞご自愛ください。

 

さて、3月23日のことになりますが、普段からお世話になっているブラウンズフィールドの古民家スペース『サグラダ・コミンカ』で行われたこちらのイベントに参加してまいりました。

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岡山県倉敷市にある古民家を改装してできた有名なゲストハウス『有鄰庵』の創設者である中村功芳さんと、岡山県西粟倉村で木工で有名な『ようび』の代表大島正幸さん、地域活性化では著名なお二人がブラウンズフィールドにお越しになると聞いて興味をそそられて、夫婦で対談イベントに参加してみました。

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当日は本当にたくさんの人が古民家に集いました。デコさんを真ん中にして、中村さんと大島さんが交互にお話をされます。

このトークイベント、テーマがかなり変わっていて「縄文文化と弥生文化から学ぶ、消費社会から豊かな暮らしへ」となっており、トークの前に縄文と弥生の違いが対照的に紹介されて、対談が行われるというすすめ方になっていました。

いま、縄文時代の千葉県を調べている僕としても、面白い思考実験だなあと思わされたのです。

ちなみに、大島さんの歴史観では、

縄文は女性的な文化・社会 ⇔ 弥生は男性的な文化・社会

という括りで、それぞれの時代の特徴を考えられていました。

もちろん、地域的差異や時代考証においてはあまりにも大雑把過ぎる解釈であるため問題はあると思いますが、一つの考え方のスタイル・ものごとを見る上での判断基準として、この縄文的か、弥生的かという見方は面白いと思うんです。

さらに面白いのは、参加した皆さんも含めて、今の時代は弥生的な文化の延長線上に自分達が存在していると考えていたことでした。

だんだんと定住型の農業が始まっていった弥生時代は、圃場を集落で整然と管理していく必要に迫られていったため、集権的で効率重視の社会構造になっていき、それにあわせて人間の価値観も身分の上下、命令系統の遵守、集団的なアイデンティティーが高まっていき、見方を変えれば人々は社会的な規範に縛られて窮屈な思いをして生活していかなくてはならなくなります。

一方で、狩猟採集方の生活スタイルで自然にあるものを最大限活用し、自分達が食べる上で困らない程度に生業と暮らしを作っていく女性中心の社会が縄文的であるとし、効率ではなく楽しさや美しさといった要素を生きることの重要な基準にする暮らし方を追求するものとみなしていました。まあ、なんとなくアーティスティックなライフスタイルを指しているとも取れると思います。

弥生的な暮らし方か縄文的な暮らし方か、どちらが優れているのかではなく、そうした日本の二つの歴史的局面があったと仮定して、わたし達の生活を見つめなおす機会を設けるというのが、このトークイベントの趣旨であったように思います。

まあ、ブラウンズフィールドに集まるような人々は縄文的な人が多いようには思うんですが、それでも参加した多くの人は自分がいま弥生的な生活観に支配されていると強く感じていて、この状況をよくしていくために縄文的な”何か”を生活に取り入れたいと希望していたのが印象的だったんです。

歴史の教科書で、日本の歴史を時間軸で見たときに、一番長い時間を占めるのが「縄文時代」です。

縄文時代は平和だったみたいだし、そこそこみんなが楽しそうに暮らせていてそんなに悪い時代でもなかったんじゃないかと、現代文明の中に生きるわたし達が思うとき、自分達の生き方や暮らしぶりを見つめなおすきっかけとして、数千年のときを経て縄文人たちの生き方・暮らし方にわたし達が思いを馳せてみるなんてことも素敵なのではないかと思ったりしました。

ちなみにブラウンズフィールドの古民家スペース『サグラダ・コミンカ』はこういったセミナーやワークショップを開くにおススメの場所です。古くから続く農家の佇まいのなかで一緒の時間をすごすと不思議な一体感が人々の中で生まれます。

もしイベント開催場所を探している方がいましたら、直接ブラウンズフィールドに連絡してもらってもかまいませんし、僕に言ってもらってもおつなぎしますんで大丈夫ですよ。ぜひ活用してあげてください。