星空スペース

手作りアクリルたわしの販売はじめます

毎度どーも、星空スペース店長です。

先日、大原に行った帰りにインド料理専門店「アシアナ」さんところに久しぶりに行ってきました。(大原のアスリーだったときにはちょくちょく行っていました)

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カレーとナンが無性に食べたくなったからなんですね。カレー大好き。

アシアナさんところでは、昼間980円でカレーバイキングをやっています。なんとナンもお代わり自由。そして、ナンの種類も豊富。

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おいしいカレーをたくさん食べることができます。やはり、インドカレーにはナンが良く合います。

いすみでカレー食べたくなった方にお勧めのお店です。

お店の情報はこちらの食ベログにものっていますのでご参考まで。

 

さて、星空スペースでアクリルたわしの販売を始めることにしました。

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ある方のお母さんが手作りで編んでいるアクリルたわしです。

いろいろな種類、バリエーションがあって台所に飾ってあっても可愛らしい感じがしますね。

アクリル毛糸は繊維の目が非常に細かく、皿の汚れをさっとこするだけで落としていくことができます。

油汚れがひどくなければ、お湯とアクリルたわしで十分皿が綺麗になりますので、洗剤を大幅に節約することになり、環境への負荷が弱まります。

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かわいくて、ちょっとエコなアクリルたわし、これからも作り続けてもらえるように毛糸代くらいになったらいいなと思っています。

値段は100円からです。スポンジの代わりにぜひ買ってください。

 

さて、ここからはアクリルたわしを紹介しようとおもっていろいろ調べた末に僕の悩みの話。

最近僕は海洋汚染の問題に興味を持っています。

私たちの元から流れ出たゴミや汚染水が川を通って海に流れ込み、海を汚して生き物を死滅させ、結果的に私たちも海の幸を楽しめなくなってしまうという愚かな連鎖が起きています。

特に最近注目を集めているのが、マイクロプラスチックの問題です。「マイクロプラスチック」とは、プラスチックが粉々になって小さな塊となったものをさします。プラスチックゴミがゴミ処理されずに海洋に投棄されるなどして問題になっています。(詳しくはこちらの資料こちらのサイトをご覧ください。)

 

プラスチックは、さまざまな加工品に応用可能な便利さのかわりに、物質的に非常に自然に返りづらいという特性があります。さらにプラスチックが日光や熱などで変成したりして、有毒な物質を水中や地質にもたらすことがわかり、その危険性が近年指摘されるようになりました。

それで、ヨーロッパのほうでは使い捨てのビニール袋が廃止されたり、プラスチック製のストローが禁止されるようになったりしてきているわけですね。

プラスチック製のストローが海洋に流れ出るのは、それがきちんと燃えるゴミで回収されずにその辺に投棄されるからで、まずは使い捨てのプラスチックをきちんとゴミ処理にかけるということを徹底しなくてはいけません。

一方で、確かにこれは防ぐのが難しいなと思わされたのが、スポンジの問題。

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台所には必須のアイテムですよね。

しかし、うちもそうですが、このタイプのスポンジ、泡立ちが良くて助かるんですが、使っているうちにすぐにぼろぼろになってしまいます。

ぼろぼろになっているということは、スポンジから少しずつプラスチック片が水道に流れ出ているわけで、確かにこれがマイクロプラスチックとして海に流れ出ている原因になりえると思ったのでした。

家や飲食店に数個のスポンジが年間に使われているとして、日本だけでも数百万世帯、数十万店のお店がありますから、下水に流れ込むスポンジのミクロな欠片だけでも相当な量になりそうです。

ならば、このスポンジの代替として、アクリルたわしを使うのはどうかと思ったわけです。

 

しかし!

 

しかしですよ、よくよく考えてみると、アクリルたわしの材料であるアクリル毛糸も元をたどれば、石油由来製品なんですよね。

では、アクリル毛糸は大丈夫なのかしらと不安に思い調べてみましたら、あの環境保護でトップランナーを切るパタゴニア社が先進的に調査をしていたのでした。

マイクロファイバー汚染に関するアップデート

それがこちらのページ。

パタゴニア社の主力製品は化繊でできた衣料ですから、こういう調査結果を発表することは自社の首を絞めることにもつながりかねませんが、さすがはパタゴニア、正々堂々と公表しているんですからたいしたものです。

で、アクリル繊維。やっぱり、マイクロプラスチックの派生問題として、マイクロファイバーを海洋に流してしまうという問題がありました。

うーむ、なかなかすぐに解決とは行かないもんです。

 

ただし、スポンジを使うよりは洗剤の抑制につながり素材も長持ちするので、どちらが環境負荷が少ないかという面ではアクリルたわしに分があると今のところ僕は見ています。

上記、パタゴニアの資料でも何度も出てきますが、環境負荷のない製品などというのは存在せず、綿花だろうが、麻だろうが、どんな自然由来のものでも人間が製品として流通させることを考えると、多少なりとも環境への負荷は出てくるものです。だから、私たちには自然が持続可能な形で回復できることを念頭にした生活スタイルとそれにあった道具・材を使うことが求められるのだと思います。

アクリルたわしもベスト(最高)の選択ではありませんが、ワースト(最悪)の選択では決してなく、少しずつでも環境を良くしていくために今できることを私たちがやっていければ良いのだと思っています。

 

というわけで、アクリルたわしを使いたいという人は、星空スペースまでぜひ買いに来てください。