星空スペース

日本には「川」という宝があることを気づく旅のすすめ

2016-11-14_093931

こんにちは、星空スペース店長です。

「ブログ楽しみに読んでいるよ~」と声をかけてもらうことが多くなってきたんですが、最近本当に忙しくてなかなかブログを書けないことにストレスを感じてしまいます。書きたいことは山ほどあるのに!(笑)

さて、いすみでさまざまなアクションを仕掛けているブラウンズフィールド&会所プロジェクトの皆様から素敵かつ僕が非常におススメしたいイベントのご案内をもらったので、ご紹介しておきましょう。

 

いすみ「エコ・カルチャー・ツーリズム」デザイン学校:川編

開催日:11月19日(土)
スケジュール
10:30~13:30 イントロダクション&SUP体験
定員:10名限定(先着順)
参加費:無料
13:30~15:00 ランチ/休憩時間
*ランチは含まれていませんので、下記いずれかオススメします。
1.ブラウンズフィールドの「ライステラスカフェ」にてランチ
(1,200円の日帰りランチプレート、500円のおむすび/お味噌汁セットなどございます)
2.お弁当持参
3.事前にお召し上がり、15:00のセッションからご参加いただく。
*SUP体験後、ご希望される方は「サグラダ・コミンカ」のお風呂/シャワーはご利用いただけます。
15:00~17:00 いすみエコツーリズムを考え、デザインするセッション
定員:25名
参加費:無料

 

まずはイベントのご案内文章に注目です。

いすみの「ツーリズム」は様々な視点からも考えつつ、
今回はいすみの「川」という資源の
現状や面白さをリアルに体感いただきながら、
ツーリズムという視点を通して
その「川」の課題も、可能性も含め、
今後どう活かせるのか、どう楽しめるのかを
みんなでそのロードマップを作っていきたいと思います。

 

そうそう、この「川」です。

日本の最後にして、最大の宝であるところの「川」。

自然というと、里山、里海という言葉がだいぶ浸透するようになりましたね。

しかし、その山と海を結ぶ線である「川」には、まだまだスポットが当たらずに、そのままの姿で流れ続けているのが川なんです。

 

実は、日本は世界最高の「川」大国のひとつであります。

小学校のときに習うように、日本は高温多湿モンスーンの国、雨がたくさん降る国です。

一年中、雨や雪が山に降ることによって、どうなるかというと当然ながら川に水が豊富に流れます。そして、その川が里山をとおり、平野を流れ、海に注ぎ込むのです。

必然的に、私たちのご先祖様の社会・経済・文化の中心には「川」があったんです。

人・モノは川によって、サービスとして運ばれておりました。

しかも、これはなにもそんなに古い話ではなく、たとえば江戸の八百八町は江戸川水系によって支えられ、食料も薪炭もその物流は川によって支えられておりました。

その川を使った仕組みは非常に発達していて、明治の中ごろ以降に「鉄道」が発達するまで、川は日本の歴史の物流を支えていたのです。たった100年前に順位が変更になって、そして自動車とトラック物流の進化によって、川は物流の使命をほとんど終えてしまい、ただの水源としての役割に順位を落としていってしまったのでした。

 

だからこその「川」。

 

川の存在価値を見直すことこそ、地域の再生と文化の交流の活発化につながる大きな可能性を秘めています。

最初に申し上げたように、川は里山と里海を結ぶ存在だからです。

この二つが結びついたときに、本当の日本の地域がよみがえるのです。

分けて考えてしまっては絶対にならない点を結ぶ線が「川」なのです。

 

川というものは、昭和の制度的な悪弊により、市民がなかなか自由に使えないものになってしまいました。

しかし、それもそろそろ開放するときです。

 

川という価値を見直し、新しいコンセプトで地域を再生する起爆剤にする可能性を、今回ご紹介するようなイベントはもたらしてくれると思います。

まずは体験・体感してみて、川の現状を知ってほしいです。

以下、イベントの詳細をフェースブックのイベントページより転載させてもらいます。

なお、上の写真にでているSUP(Stand Up Paddle Board)について、写真や動画を見てもらったほうが楽しそうって思ってもらえると思いますので、こちらのページや下の動画を見てみてください。

 

 

==================以下転載

「いすみ」って、どんなとこ?
地域として非常に恵まれているって確かなことです。
海があって、川もあって、緑や自然が豊かで。
そのおかげで美味しいものも沢山あって。
でもそれは、全国各地、どこの地域でも言えること。
というリアリティーの中で、
「いすみに行く理由って何?」
その答えを、いすみを体感しながら
みんなで見出していく会を行いたいと思います。
そしてその答えを探っていくのに、
いろんな角度から見たり考えたりすることはできるのですが、
この「第一回目」のテーマ、題材として活かしたいのは、
いすみの「川」という資源の可能性から探っていきます。
そこで今回はなんと、
先着10名限定が
「SUP」(スタンド・アップ・パドル・ボード)を
いすみ川の上に、
無料で体験いただけます!!!
SUP(サップ)について:

SUPとは   about SUP

いすみの「ツーリズム」は様々な視点からも考えつつ、
今回はいすみの「川」という資源の
現状や面白さをリアルに体感いただきながら、
ツーリズムという視点を通して
その「川」の課題も、可能性も含め、
今後どう活かせるのか、どう楽しめるのかを
みんなでそのロードマップを作っていきたいと思います。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「いすみエコ・カルチャー・ツーリズム学校」については、
下記一番最後にぜひ、チェックしていただければ!
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開催日:11月19日(土)
スケジュール
10:30~13:30 イントロダクション&SUP体験
定員:10名限定(先着順)
参加費:無料
13:30~15:00 ランチ/休憩時間
*ランチは含まれていませんので、下記いずれかオススメします。
1.ブラウンズフィールドの「ライステラスカフェ」にてランチ
(1,200円の日帰りランチプレート、500円のおむすび/お味噌汁セットなどございます)
2.お弁当持参
3.事前にお召し上がり、15:00のセッションからご参加いただく。
*SUP体験後、ご希望される方は「サグラダ・コミンカ」のお風呂/シャワーはご利用いただけます。
15:00~17:00 いすみエコツーリズムを考え、デザインするセッション
定員:25名
参加費:無料
講師陣
◯森かずひと氏 (WOW Action Sports代表取締役、いすみパドルクラブ代表)
◯手塚幸夫氏(外房野生生物研究所代表)
◯ジャスティン・ポッツ氏(株式会社umari国際プロジェクト開発部、Potts.K Productions副代表)

*お問い合わせ/お申込み*
メール:kominka[at]brownsfield-jp.com
上記[at]を「@」に書き換えていただき、お問い合わせください。
担当:ジャスティン・ポッツ
お申込みされる際、必ず下記通り明記いただき、お申込みください。

——————————————————————-
件名:「いすみエコ・カルチャー・ツーリズムデザイン学校」
1.お名前
2.人数とお連れ様のお名前
3.電話番号
4.長者町駅までの送迎が「必要」か「不要」
→「必要」の場合、「9:53」又は「14:16」のご希望を明記ください。
5.「SUP体験&いすみエコツーリズムデザインセッション」又は、「デザインセッションのみ」のご希望を明記ください。(SUP体験のみのお申込みは受付しておりませんので、ご了承ください。)
6.「ライステラスカフェ」にてランチを「する/しない」予定をお知らせください。(当日よりスムーズにご提供させていただけます為、なるべく事前に人数を把握させていただきたく思います。)
——————————————————————-

*送迎について*
・当日「SUP体験」からご参加される方:
JR外房線「長者町駅」9:53着の便で集合いただき、
お迎えにまいります。
・午後「いすみエコツーリズムデザインセッション」からご参加される方:
JR外房線「長者町駅」14:16着の便で集合いただき、お迎えにまいります。
・イベント終了後の駅までのお見送りは、長者町駅17:48発(千葉行き)の電車のみとなります。ご了承、ご協力いただけますようお願い申し上げます。
*上記電車に間に合わない場合、プログラムが進行中となっております為、スタッフが別の時間にお迎えにいけない可能性ございます。その場合、タクシーなどご利用いただきお越しいただく形となります。予めご了承・ご協力ください。
*宿泊について*
・ブラウンズフィールドにて前泊(18日金曜日の夜)ご希望される場合、下記担当の者までお問い合わせ・ご相談ください。
*会場について*
メイン会場:「サグラダ・コミンカ」@ブラウンズフィールド
住所:千葉県いすみ市岬町桑田1506-1
ウェブ:http://brownsfield-jp.com/access/
当日会場となっている「サグラダ・コミンカ」がまだ上記ページに載っておりませんが、同敷地内にあります。メインの駐車場の直ぐ側にある「アサナ・ナチュラル・ストア」より更に10mほど奥に進んだところの古民家が会場です。
*持ち物*
タオル&お着替え(SUPに参加される場合)、お弁当/おやつ(ライステラスでランチをお召し上がらない場合)、暖かく動きやすい&過ごしやすい格好/服装でいらしてください。
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「いすみエコ・カルチャー・ツーリズム学校」について
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「インバウンド」や「東京オリンピック2020」など、
様々なキーワードがきっかけに、
「ツーリズム」という可能性に対して
最近期待が高まりつつあります。
今回のイベントのタイトルに
「エコ」x「カルチャー」という言葉2つを使っています。
「エコ」って、ただ「自然」や「アウトドア」などではなく、
その地域の資源を実際に使い、スマートに「活かす」ことによって
より持続可能性のある資源を創り出し、
その資源をより強くさせていくことです。
間違いなく、非常に重要なことです。
が、「ツーリズム」という視点から見ると、
ほんの数年前に「付加価値」として見られた
「エコ・ツーリズム」がもうそろそろ、
「特別」でもなんでもなく、
逆にツーリズムの基本の1つとなり、
ある意味で、「当たり前」なことになりつつあります。
それは、非常に良いことです。
となった時に、
「いすみに行く理由ってなに?」
という質問に対して、
「エコだから」って、答えでも、理由にもなりません。
そこで、「カルチャー」が非常に
大きなキーワードにはなると思われます。
自然界の資源を「エコ」に活かすことは、
実は、「カルチャー」についても言えること。
実際に使っていない、活かせていない、楽しんでいない、
日々に見えない、味わいない「カルチャー」って、
本当に「カルチャー」っていえるのか?
ポートランド(米国)、クイーンズタウン(ニュージーランド)、トスカーナ(イタリア)、チェンマイ(タイ)など、
それぞれ、そこならではの「カルチャー」が感じられる、
はっきりとされているからこそ、
今世界中から実際に多くのトラベラーが
そういった遠いところまでわくわくしながら足を運んでいます。
「いすみエコ・カルチャー・ツーリズム学校」のミッションは、
地域側に実際にいろんなプロジェクトやビジネスなど
仕掛けているプレイヤーやこのいすみというエリアに
感心のあるのプレイヤーを集め、
この「いすみ」の「カルチャー」を見出しつつ、
それをいすみらしく、どう形にして、
どう実際に発信していくのか?を、
そのプロセス自体を楽しく、面白く仕掛けていくプログラムです。
正直、実は「エコ」でも「カルチャー」というキーワードでもなく、
新しい概念が生まれてくるかもしれない。
より大きく言えば、「ツーリズム」ではなく、
その固定概念を覆して、
「いすみの◯◯◯◯」といういすみらしい、
新しいモデルを形にしていくのが
ミッションとなるかもしれない。
それは、逆に、良いかもしれない。
そのプロセスを、みんなで考え、
みんなでつくり、みんなで仕掛けていくのを
楽しみにしております。
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*講師陣について*
Kazz Morry (森カズヒト)
WOWアクションスポーツ(代表取締役)、いすみパドルクラブ(代表)

鎌倉市生まれ、2007年SUPと出会い、その後世界各地のトップSUPerより様々なテクニックを教授される。2008年にフィットネス要素を取り入れたパドル理論「P-Fit」を提唱し、意匠登録。2010年~2012年様々なSUPコンテストで優勝し、2012年にWow Action Sportsに社名変更。2014年東京スポーツレクリエーション専門学校にてSUP講義開始。現在、SUPの可能性を学校、医療機関などと共に研究を継続し、SUPの安全普及や指導者の育成、地域活性化の施策として活かせる方法を情熱に活動中。
ウェブ:http://wowsports.jp/
手塚幸夫
外房野生生物研究所(代表)

生物教員として35年間勤め、昨年退職。1987年より複数の自然保護団体の事務局長を務める。現在は、夷隅郡市自然を守る会事務局長。1997年から稲の力にゆだねる米作りを始める。2008年 からは、耕作放棄された谷津田の再生に取り組んでいる。生物多様性の地域戦略作り関わり、ちば生物多様性県民会議代表、生物多様性いすみ戦略策定委員会副委員長を務める。2015年6月房総の野生生物と生物多様性に関する研究・情報発信する組織として、「房総野生生物研究所」を設立。
Justin Potts (ジャスティン・ポッツ)
株式会社umari(国際プロジェクト開発)、ポッツ家プロダクションズ(副代表)

アメリカ・ワシントン州生まれ。ワシントン私立大学卒業、テンプル大学ジャパンキャンパス大学院修士課程終了。約10年関東と関西を行き来してメディア、PR、国際ビジネス展開やブランディングな ど、様々な業界にわたって活動している中、日本の地方と食に出逢い、そこから食や観光を中心とした日本各地のプロジェクトデザインを手がけている。唎酒師の資格を持ち、現在千葉県いすみ市 在住。木戸泉酒造の蔵人として働きながら「ブラウンズフィールド」にて古民家プロジェクトを仕掛けている。
主催:悉皆屋ユナイテッド(株)
協力:会所プロジェクト、有限会社ブラウンズフィールド、WOWアクションスポーツ、コールマン ジャパン株式会社、外房野生生物研究所代表、ポッツ家プロダクションズ
支援:いすみ市体験交流促進プログラム創出事業

(良)