毎度どーも、星空スペース店長です。
心動かされる動画だったので、紹介しておきましょう。
より良い結論をみんなで考えるって大事な考え方だと思います。
しかし、なかなかそういう風に人間考えられないものですからね。
議論の作法ってことも、学ぶ機会があるといいんでしょうね。
ちなみに僕は昔から「頭おかしい」とか「凶暴過ぎ」などと言われ慣れてきたもので、あんまり政治の話だろうと何だろうと人のこと怖がらずに発言するんですが、周りを逆に怖がらせてしまうので、ほどよくセーブしようとかしたり、しなかったりします。その場の空気をちゃーんと読んで一番だめな人にKYな発言をする能力があり、喧嘩が好きか嫌いかでいえば大好きです。まあ長生きはできませんね。でも、けっこうな割合で、僕がKY発言をすると、「自分が言いたくても言えなかったことを言ってくれてありがとう」ってほかの人から言われることがありますよ。僕からするとそれもまあ不思議なんですが、そういう役割ってのもあるんでしょうね。言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ポイズン!でしょうね。
さて、最近はいろいろな局面で、いすみ市の外から来た人に、いすみ市のことを話したりする機会が増えているんですが、空き家問題の深刻さとか、話してもなかなか通じないことが多いので、今日はちょっと統計的な話とかをしてみましょう。
いすみ市にどんだけ空き家があるのか、そして、それは全国的に見てどんな具合なのか?
端的にいうと、少なくとも関東圏で最悪レベルの空き家率なんです!
大事なことなので、もう一度言うと関東圏で最悪レベルの空き家率なんです!
インディアンうそつかない。だって、日本国の国家機関様が調べた結果がそういっているんですから。
うそよ!うそよ!そんなのうそよ!と思う方は、こちらのサイトで全国の市町村別の空家率ランキングが見れますから、ご自身で確かめてみてください。
千葉県の空家率上位でソートしてみた結果がこちら
さらに、首都圏の自治体ごとのランキングをこちらのサイト様でランキングにしてくれています。
空家率上位を外房チームが独占。ぐふっ!1位勝浦市、2位いすみ市、3位鴨川市!
ちなみに、こういう統計データを見るときには、できる限り元データをあたるようにした方がいいですよ。
統計というのは、情報の発信者によって作為的に見方をかえて発信されたりすることもあります。しかし、数字そのものはなかなか嘘をつけるものではありません(今回の厚生労働省のような統計の作成者が偽作した場合は別ですが)。
なので、元データがいったいどのように作られ、どのような数字で公表されているかも念のためチェックすることが大事です。
国の統計というのは公開されるのが原則で、見ているとなかなか面白かったりもするんで、ぜひこの機会に政府の統計ウェブサイトも見てみてください。
該当の統計はe-Statページの「市区町村」25番のものになります。統計を直接DLしたいひとはこちらの直リンクを。
で、大事なのは、空き家の分類。
先ほど見たランキングで、1位勝浦市36.8%、2位いすみ市28.6%となっていますが、実は内訳を見ていくと、空き家の性質が二つの市でもぜんぜん違うんです。
統計のデータを見て見ますと、勝浦市の空き家総数のうち、「二次住宅」に分類されるものがほかの市町村に比べて異常に多いんですね。で、二次住宅ってなんぞやっていうのは、要するに「別荘」のことなんです。そう、勝浦市は空き別荘が異常に多い。
それに対して、いすみ市。一番多いのは「その他住宅」。ハイ、出た!その他住宅出た!
これが大事なんです。
「その他住宅」ってのは、売りに出ている空き家でもない、貸しに出ている空き家でもない、ましてや別荘にも利用されていない、その他の家ってことなんです。つまり、何にもしていない家ってことです。要は放置物件。
勝浦に比べてもいすみ市は圧倒的にこのその他住宅が多いんです。平成25年の段階でいすみ市は総計5810件の空き家があり、そのうちの3280件が「その他住宅」。いすみ市は放置自転車天国ならぬ、放置空き家天国なんです。
しかーーーしっ!
住んでておかしいなあと思うのは、これだけいすみ市は移住者が増えてきているのに、移住者で「家探し」している人がなんと多いことか!
統計的には空き家が多いはずなのに、それが家を探している人にぜんぜん結びついていない現状があるんです。
まあ、今日は統計のことだけで終わりにしますが、こうした状況を何とか少しずつ変えていけるようにとがんばっています。
ほんに深刻なことですが、ちょっとずつでも、その他住宅を減らせるようになれば良いですね。