星空スペース

いすみ郡域版防災・災害支援の市民ネットワークならびに災害時ボラセンを作るので、ご協力ください

毎度どーも、星空スペース店長です。

たくさんの人からご心配頂きましたが、私たちのところはもう完全に復旧しています。もう大丈夫です。他のところはまだまだ深刻な状況が続いているようですので、ぜひそちらを心配してあげてください。皆様からのご配慮に心から感謝いたします。

さて、下記は今回の台風15号の被害を受けて、僕の考えたことと今後のアクションです。もしご賛同頂けるようでしたら、ぜひご協力をお願いします。

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これが最後の台風というわけでもない。
これからもっと強い台風が来るかもしれない。
地震も津波も爆発低気圧だって怖い。
地球規模で天候が激変しつつあることを私たちは感じ、行動しなくてはいけません。

今回の台風15号の大災害被害から得られる教訓は何か、これから自分ができることは何かを考え続けてきました。

「備えあれば憂いなし」

という格言がありますが、今回の台風でそれがあったかといえば、全然足りてませんでした。

311東日本大震災の時に、自分は東北地方でボランティア活動をしていて、防災の大切さや災害時の混乱や対応策がわかっていたにも関わらず、忙しい日常に流されて十分な体制と心構えを持てずに、その結果、今回自分たちが被災し、何もできず、悔恨だけが残りました。
「憂いがあるならば、備えるべし!」今の私たちには、このことが必要です。

電気が無ければ何もできない、電波が届かなければ何もわからない。
ネットやSNSができなければ、助けを呼ぶことも、あるいは助けに行くこともできない。
行政やインフラ業者に頼りすぎるのも問題です。彼らだって被災するのですから。現にいすみ市は停電で庁舎が機能しませんでした。
自分たちを守るのはまず自分たちであること、日頃から備えて余力を持っておかないと誰も助けられないこと、そのことを認識しなくてはいけません。

幸い、今回の台風でも私たちが管理している三つの家に致命的な物理的被害は発生しませんでした。(停電や電波障害は発生)
星空の家(いすみ市能実)、星空スペース(いすみ市作田)、星空と長屋門の家(いすみ市荻原)これらの別々に離れた3つの物理的な拠点が、いっぺんに全部まとめて壊滅するというのはどんな災害が来たとしても考えづらいので、どこか一つでも機能すればそこから災害支援の手を打つことができます。

ですので、来たるべき大災害に備えて、いすみ郡域版防災・災害支援の市民ネットワークをつくり、その活動ベースとして、私たちの家を使えるようにしていこうと思います。
さらに、大災害発生時には、瞬時にボランティアセンター(以下略称ボラセン)として、機能できるようにあらかじめ準備をしていきます。

まだまだ検討が必要ですが、今回の台風15号の被害を教訓に、以下のことが必要だと思っています。

【防災の備え】
・地域密着版の防災マップの作成(井戸、ガソリンや食料、日用品等の買い入れ可能ポイントの可視化も必要)
・発電機や軽トラ、携行式電灯、ガソリンなどの準備
・防災減災の勉強会の開催
・災害発生時情報の受信・発信ポイントの確保

【災害発生時のネットワーク活動】
・ネットワーク連絡網の始動、誰か一人に連絡がつけばネットワーク全体に情報が広がるように。最悪ネットが遮断しても対応できるように。
・安否確認の広域連携、行政支援活動→特に移住者が漏れやすいので重点的に
・通行可能道路のマップ化
・インフラ情報の可視化リスト化(どこに行けば電気接続可能か、どこに行けば水やガソリンが手に入るかなど、どこに行けばネットが入るかなど)

【災害発生後の支援活動】
・ボラセンの立ち上げ、情報発信
・ボランティアスタッフの募集から集合、号令、移動、活動などのマネジメント全般
・被災度合いのスコアリング(やばいところから重点的に活動するため)
・停電・電波障害が発生した際の情報伝達を物理的に行う
・被災者の声をまとめて、SNSなどに掲載する情報発信担当者をつくる
・行政や消防、民生委員との橋渡し
・他地域との民間同士の広域連携のハブになる(行政は自治区しか原則動けないので、市民同士が広域で連携する必要あり)

細かく書き始めたらまだまだ書きたいところはあるのですが、とりあえずこんなところで。

上記のような活動を進めていくための、ネットワーク拠点と事務局機能を担います。

同じようなことを思っていらして、ご協力いただける方はぜひご連絡ください。一緒にやっていきましょう。

近々具体的なアクションも起こしていきます。