星空スペース

星空スペース3周年感謝祭 勇者とその仲間たちの集まる場所へ


毎度どーも、星空スペース店長です。

いやあ、すっかり台風15号のせいで余韻を楽しむ余裕もなかったのですが、奇しくも台風15号の千葉県上陸しました9月9日は、星空スペース3周年の日でありました。

零細企業や個人事業者の圧倒的多くは飲食店です。誰でも少しの元手で始めやすい、事業をイメージしやすいからでしょうね。

そして、その飲食店事業の7割以上は3年以内に事業をたたむ、つまり閉店するという統計データまであるんで、星空スペースはまずこの3年の壁を突破できるのか、それが問題でした。

下馬評では、

・1年持たずしてつぶれる 30%

・3年持たずしてつぶれる 30%

・店長が飽きて終了 20%

・店長が何者かに暗殺される 10%

という感じでしたが、何とか3年持ちました。

3年続けて思うことは、3年以上続けているところって本当にすごい!ってこと。

ましてや、親やそれ以上の代から店を続けているって人は、もはや尊敬のレベルが山のごとしです。

それくらい、飲食店ってやっぱり続けるのが大変ですね。

なんといっても、楽しようとすると必ず自分に跳ね返ってくるのがポイントです。

仕入れ、仕込み、接客、その他のサービスどれをとっても、なんらかお客さんよりも自分の利益を増やそうとか、ちょっと楽しようとか邪なことを考えると、必ずそれはお客さんにも伝わるように思います。

だって、僕もいろいろなお店に食べに行ったりしていますからね。ああ、ここはズルしてるなってのは、それはもう勘が働くようになってくるんです。そういうのがまわりまわってお客さんの来なくなる要因になっていくんでしょう。

ちなみに、基本的に暇なうちの店はイベントの時以外はほぼ半分以上リピーター様でございます。本当に助けられております。いや、もう少し新規のお客さん来てもよろしいのですよ(笑)!

さてさて、9月7日には、3周年を記念いたしまして、感謝祭イベントを開催いたしました。

3周年

昼の部と夜の部の2部制。

おかげさまで、昼の部も夜の部も定員を超える30名以上の方々に参加申し込み頂きました。つまり、一日で60人以上の方にお越しいただきました。やばかった。

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忘れもしないことですが、この日は恐ろしいほどの真夏日になってしまい、たくさんの人で店内がごった返したことから店内が猛烈な暑さに。

そして、星空スペースの冷房設備の許容量を超えてしまい、ブレーカーが何度も落ちる事態に。

人の熱気って本当にすごいんですね。こちらも予定していた料理がオーブンが使えず出せなかったり、ちょっとパニックに。

外も風一つ吹かず、お客様にとって過酷な感謝祭イベントになってしまったことは深く反省しております。

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そういう意味で本当に準備しておいてよかったのが、流しそうめんでした。ホント、この日のくそ暑さは最高の流しそうめんへの導線を作り出してくれました。暑くっても、その暑さが流しそうめんの清涼さを引き立ててくれるんです。

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流しそうめんはいつやったって、子どもたちに大人気です。大人たちも案外盛り上がれるのも良いところ。

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まあとにもかくにも、暑い前半パートだったのですが、流しそうめんのおかげで致命的な失敗イベントにならずに済みました。

ちなみに、この流しそうめん台は店長の手作りです。今年に入って3回目の流しそうめん台づくりでした。

え?そうめん台を取っておけばいいんじゃないのかな?と思われるかもしれませんが、竹って火入れして、余計な水分を飛ばしたり、油抜きをしたりしないとあっという間にカビたり、虫にやられたりするんですよ。なので、イベントの直前に作っておくってことになるんです。このクラスの大きな流しそうめん台は竹も孟宗竹という大きな竹を切り倒して作るので、汗が噴き出るほど結構大変な作業になります。まあ、そうした苦労もイベントが成功に終われば報われるんですけどね。

前半パートは慌ただしい感じで終わってしまったので、後半の夜の部はもうちょっとゆったりと過ごしてもらうべく、猛ダッシュで準備をし始めました。

 

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夜の部も、時間になるとめっちゃ多くの人が集まってくださいました。感謝しきれません。

 

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うちの店の良いところは、なんと「お客さん」なんですよね。

店員が全員忙しすぎてろくに接客できなくとも、勝手につながり、話盛り上がり、自然にお店がいい雰囲気になっていってくれています。

文句も言わず、料理が出てくるまで待ち続けてくれる人々。まあもちろんそれに甘えちゃいけませんが、お店としてはとにかく有難いことなんですよ。

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せっかくあったのにも何かの縁。

集まった皆さんからも一言ずつ自己紹介と活動紹介を頂きました。

 

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ある意味こういう写真が一番うちの店らしいのかなと思ってお気に入りのショットです。

お客さんが主役のお店。

うちの店に来てくれる人たちはなぜか不思議と面白い人が多いんです。

そして、なんか勇者っぽい人が多い。

ロールプレイングゲームの勇者って、レベルも1からはじまりますし、最初は自分一人だけなんですが、徐々に仲間を増やしていって、いつの間にかレベルも上がって強くなっているんですよね。

なんかうちの店はそういう勇者みたいな人がやたら多いんですよ。だから話を聞いていても面白い。

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願わくば、やはり星空スペースがそういう人たちのつながりを得るところになってくれればということですね。

いつまで続けられるかまったくの未知数な我が星空スペースでありますが、勇者とその仲間たちの集まる場所へ、そうなれるようにこれからも頑張っていきたいと、そう思わされた3周年感謝祭でございました。

お越しいただきました皆様、お越しになれなかったけどいつも応援くださる皆様、本当にありがとうございました。

本を出版しました