毎度どーも、星空スペース店長です。
高畑勲さん ありがとうございます。thank you Takahata san, a small animated tribute, with some of his characters.. shokichi, setsuko and kaguya, creator of my favorite ghibli films #anime #ghibli #miyazaki #japan #film #animation #tvpaint #drawing #graveofthefireflies pic.twitter.com/qBYCQNieDb
— Paul Williams (@artporu) 2018年5月15日
こちらのアニメーションがすばらしく、見たときにはしばらく画面から動けなかったのでシェアさせてください。
僕も高畑監督のご冥福を心より祈っています。
さて、歴史の話ってひとに共有するのが難しいんですが、ことさら宗教が絡んでいるものだと楽しく伝えるのが難しい気がしています。
ただいま、睦沢町にある睦沢町立歴史民俗資料館にて、ものすっっごいレアな感じの展示会がやっているんですが、この展示会の楽しさ・見所を伝えるのってホントにどうしたらできるかって悩ましいんです。
それがこちら
ほとんどの人によっては出羽三山?なにそれ喰えんの?
って感じだと思うんですよね?そもそも何に関しての展示会なのかというところから説明しなくてはいけないんですが、それがおそろしく難しい。めっちゃくちゃマニアックなのです。
まあ、ものすごーく簡単に言うとですね、
日本にははるか数百年以上前から続く大人たちの遠足の風習がありまして、その目的として高い山を登って、みんなを代表して神様にお祈りを捧げることをやっていたってことなんです。
で、今回の展示はその目的が出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)だったということ。出羽三山だけではなくて、浅間山だとか、白山だとか、それこそもちろん富士山も、大人たちが村を代表して詣でに行く風習が昔からあったんです。
その高い山に村を代表して登りに行く風習というのはいろいろな「スタイル」がありまして、それが歴史的にも民俗的にもなかなか面白くて、しかもいまやほとんどが廃れてなくなってしまいそうになっている文化なんですが、これまたその独特の風習があまりにもマニアックすぎて、伝えるのがめちゃ難しいんですよね。
もし、たとえば『房総の出羽三山』信仰って何ぞや!めっちゃ気になる!という人がおりましたら、こちらの論文でも読んでみて下さい。
梵天に見る房総の出羽三山信仰の現在(千葉県立中央博物館研究報告2012年12月、小林裕美)
個人的にはこのあたりのことって、小説や漫画のネタになりそうなくらいドラマと面白い要素があるなあと思っているんですが、とにかくマニアックすぎて人に伝えるのがめちゃ難しいので、まあとりあえずそういうイベントがいま睦沢町でやっているんだということでも伝えようと思った次第です。
入館は無料のすばらしきところですので、もし興味があるなんていう殊勝な人はぜひ見に行ってみてください。
(良)