毎度どーも、星空スペース店長です。
今年はなんだか時代を代表するような役者さんがよく亡くなるような気がして寂しく思います。
樹木希林さんもその一人。
僕の中で樹木希林さんというと富士フィルムのフジカラーのCMが好きだったんですが、このたび富士フィルム社の粋な計らいで、歴代CMの一部が同社ホームページで公開されています。
今見ても面白いので、ぜひ見てみてくださいね。
それにしても、もうあの写真屋さんに行って現像を頼むなんていうのは過去のことになりましたねえ。昔は、現像代も1円でも安いところを探して、現像を頼んでいたものでした。
特に使い捨てカメラは、旅行の際に便利でよく使ったもんでしたが、フィルムをけちって旅行中に使い切ることがなかなかできず、かといって日常で現像費用をかけてまで撮りたいものなんてないしってんで、なかなか現像に持っていくタイミングがつかみづらかった思い出があります。
いまのデジカメはフィルムの枚数とか現像代を気にしなくていいから便利なもんですね。
さて、もう夏もすっかり終わりになってしまいましたが、9月はいすみは祭りの時期。
本当にいすみ市内のそこかしこでお祭りが開かれ、にぎやかな祭囃子や小太鼓の音が聞こえたものでした。
星空スペースがあるいすみ市作田地区。
実はこの地区では若者の数が神輿をかつぐ限界よりも減少してしまって、神輿かつぎはなくなってしまいました。
ちなみにシェアハウス星空の家があるいすみ市能実地区も同様に、担ぎ手がいなくて神輿は出なくなってしまっています。
子供たちがはっぴを着て町内を練り歩くさまは見れなくなってしまいましたが、せめてお祭り気分を残そうと、地元の青年会が中心になって、夜祭イベントを開催しています。ちなみに、この夜祭を地元では「宵待ち」と言っています。祭礼のある日の前夜祭ってことなんですね。
今年から、私たちも作田地区の集会にも参加させてもらうことになりまして、地区のために何かできることがあれば協力したいと思っていたところ、夜祭の縁日で屋台をやってほしいと言われて、喜び勇んで引き受けさせてもらうことにしました。
リクエストは唐揚げ。Oh!Yeah!
星空スペースでは、揚げ物はメニューには出していませんが、実は僕が一番得意なのは揚げ物料理だったりします。
なぜならば、高校生時代から大学卒業まで飲食アルバイトで長いこと揚げ物を揚げ続けてきたからなんですね。
おそらくは平均的に日本人が一生にあげる揚げ物の量の数百倍~数千倍はあげたと思います。それくらい、揚げ物は揚げに揚げ続けて、なんかもう飽きてしまったんですね。てんぷらを一日中揚げていたら、ほとんどの人は同じ思いを抱くと思いますよ。うそと思う人は一度でいいので8時間以上、揚げ物を揚げ続けてみてください(笑)。
というわけで星空スペースでは揚げ物をやる気にもなれず、通常メニューではやらないんですが、たまにスペシャルメニューとして出すことはあります。
しかも、唐揚げ。
唐揚げは僕も大好きな料理なため、普段から研究は欠かしていないんです。そして、試してみたいレシピがずっとあったんで、この機会をチャンスとしてとらえ、頭にあったレシピを実行に移させてもらったのでした。
頭に浮かんでいたのは、柿酢、梨エキス、そしてピーナッツを利用した唐揚げのレシピでした。
がんばって前日からから揚げを実に50人前以上、実質60~70人前仕込みましたよ。
そして看板にありますとおり、この夜祭で
・もも肉のピーナッツから揚げ
・むね肉の柿酢から揚げ
・手羽元の梨から揚げ
が実現したのでした。
ちなみにこの看板のかわいいポップは妻が作ってくれました。
お祭りが始まると、普段は閑散としているところにどこからともなく人々が集まってきます。みんなお祭りはなんだかんだ大好きなんですよね。
そして、昔から受け継がれてきた祭囃子の演奏会。
いまでも地元の子供たちが、笛や太鼓でそのリズムを奏でています。これは本当にすばらしいことです。
縁日屋台隊も準備オーライ。これすべて地元の青年会の方々が準備しています。
お祭りが始まると、ありがたいことにから揚げにはたちまちオーダーが殺到。
僕はひたすらから揚げをあげ続ける羽目に。最初っから最後まで揚げ続けていました。
揚げ物で一番重要なことは、音だと僕は思っています。もちろん、見た目やにおいも大事なんですが。
揚げているものが奏でる音の違いを、感じ取ることが揚げ物をうまく揚げる秘訣だと思うんです。
だからこそ、その音を聞き分けるように集中しなくてはいけない。音を聞き分けようとするときって、ほかのことを考えてられないんですよ。揚げ物が終わったらぐったり疲れるのもそのせいでしょうね。
まあ、ありがたいことに、この日仕込んでいったから揚げはあっという間に売り切れに。
食べた方からも美味しいとたくさん言っていただきました。
たまにやるから揚げ屋も悪くないですな。また何かの機会を見つけて、から揚げをご提供できればなんて思ったりもしました。
それにしても、こうした地元のお祭りは、本当に地元の人々が自主的に運営しているものです。それぞれ仕事をしながら、こうしたことを続けているのには敬服します。
こどもたちが地域のことを好きになってくれるように、私たちもできる限り協力していきたいと思っています。