毎度どーも、星空スペース店長です。
僕はデザイン関連の本や雑誌を見たりするのも好きなんですが、
最近のおしゃれなポスターにけっこう共通して言いたいことがあって・・・
字細くない?
JI HO SO KU NA I ?
あえて言わしてもらえれば、字が細すぎ。スリム過ぎだと思うんですよね。
前に、パリコレやミラノコレにでるようなモデルさんたちが、痩せ過ぎ、ダイエットしすぎで批判されていたことがあったんですが、同じように僕も声を大にして言いたいんですよ。
字細くない?
って。
どういうことか、たとえばこちらの映画ポスターをご覧ください。
日本を代表する喜劇映画といわれる幕末太陽伝のデジタル修復版のポスターなんです。
艶やかな花魁を中央にすえて、色鮮やかでいいんですが、あえて言わしてもらえれば、字が細い!
そこんところ、この映画が公開された1957年時に製作されたポスターを見てみましょう。
ヒュー!ブラボー!字太い!
登場人物の誰よりも目立つタイトルの文字。
最近のデザイン論からしたらセオリーから外れるのかも知れませんが、ポスターはこうでなきゃと僕は思ってしまうんです。
あとは、肩書きね。昔の映画ポスターには登場人物の肩に役者名を冠していたんですが、いつの間にかなくなってしまいました。これなんかもとても親切で良いとおもうんですけど。
ちなみに、肩書きってのは、歌舞伎役者たちを描いた歌舞伎絵にも必ず出てきます。たぶんそれが派生して、名刺の肩書きなんかも言うようになったんでしょう。
太いタイトル文字と肩書き、ぜひ復活してほしいもんです。
さあ皆さんはそんなポスターのフォントの大きさにも注意しつつ、こちらの映画をぜひ見に来てください。
『幕末太陽傳』星空ミニシアター上映会
※この上映会はPOPCORNのサイト上で予約申し込みを完了する必要があります。(予約なしの参加はできません)
システムの関係上、WEB申込み、クレジット決済になります。
作品ををつくられた方々をちゃんと応援する意味でお手数ですがご協力をお願いします。
映画のない人生なんて!
といったって、いすみ市内はおろか近隣市町村にすら存在しない映画館。いままで、映画を見るためにわざわざ遠くまで出かけていましたが。
ついについに、南房総いすみ市にて、ミニ映画館をはじめます!
みんなで映画を見ましょう、語りましょう!
なにかコメディ映画を見たいなと思ったときに、この作品を見つけたのでした。日本映画史に名を残す喜劇映画という謳い文句を聞いては見ないわけには行きません。しかも時代は幕末、舞台は品川遊郭、高杉晋作まで出てくるとあってはね。
==================作品解説(作品紹介ページより)
2012年の日活100周年を記念し「後の100年まで残したい1本」としてデジタル修復。撮影当時のスタッフが修復に携わり、半世紀の時を超えて甦った、日本映画至宝の痛快エンターテインメント!
【解説・story】
時は、幕末、文久2(1862)年。東海道品川宿の相模屋という遊郭へわらじを脱いだ佐平次(フランキー堺)は、勘定を気にする仲間を尻目に、呑めや歌えの大尽騒ぎを始める。しかしこの男、なんと懐には、一銭も持ち合わせていなかった…。 居残りと称して、相模屋に居ついてしまった佐平次は、持ち前の機転で女郎や客たちのトラブルを次々と解決していく。遊郭に出入りする攘夷派の高杉晋作(石原裕次郎)らとも交友を紡ぎ、乱世を軽やかに渡り歩くのだった。 (C) 日活
監督: 川島雄三
プロデューサー: 山本武
脚本: 川島雄三/田中啓一/今村昌平
出演者: フランキー堺/左幸子/南田洋子/石原裕次郎/芦川いづみ
ロケーション: 品川
音声: 日本語
1957年 / 110分
公式サイト: http://www.nikkatsu.com/movie/32366.html
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日時:10月23日(火) 18:30開場/19:00上映開始/21:00ごろ上映終了 その後ゆるりと星空映画座談会
入場料:1,500円(ワンドリンク付き)
上映前と上映後には別途ドリンク・フードをご注文いただけます。
場所:星空スペース(いすみ市作田1701-1)