最近、房総ではマーケットやマルシェの開催が盛りだくさんになり、沸騰しているお湯のようにボコボコと、年間を通してイベントが沸きたっています。
毎週、そうしたイベントに参加して商売をしているような人も珍しくなくなってきました。
ひところ、お祭りの出店といえば「テキヤ」稼業の人が当たり前でしたが、今ではごく一般の人が自分の趣味趣向の延長線上でお店を出して、しかもそれがある程度経済的に成り立つレベルにまでなっているので、多様な仕事・働き方を支える原動力になっています。
一方で、雨後の筍状態でマーケットが開かれるため、全体の集客・アピール力の向上を狙って、他のマーケットイベントとは異なる視点・要素を取り入れマーケットを開催するような新しい動きも見えてきています。
最近顕著なのが、食材・料理の共通項をそろえてセットにするやり方で、「発酵」をキーワードにし5万人もの人を集める「お蔵フェスタ」や、パン仲間を集めパン好きが集結する「パンガナイト」などが、その成功事例として挙げられますね。
こうした食材・料理の共通項をまとめるやり方は、マーケットに来場する人の良質化・参加する強い動機付けにもなるので、面白い方法論だと思っています。
さて、そんな中、意外にも盲点すぎたのが、千葉県房総の「米」。
千葉県は関東の食卓を支えるお米の一大産地です。しかし、それが身近に当たり前にありすぎて、お米自体に脚光が集まることって多くなかったように思います。(お米は差別化がしにくいというのもある)
そうした状況下、お米にスポットを当ててイベントを開催しようという動きが出てきました。
主宰するのは、
房総ではたくさんの人が来ているTシャツ「米T」をデザインする亀吉さん
そして、星空スペースにもお米を提供してくれている「おにぎり工房かっつあん」さんです。
なんかいつもテンションが高めな番組であるあの千葉放送熱血BOSOTVにも取り上げられたかっつあんさん
イベントの情報はこちらのフェースブックページのほうで、逐一アップされるようです。
イベントページの文章を引用させてもらいましょう
生産者から消費者、老若男女、国籍も関係なく、すべての
「米」に興味のある人を一同に巻き込んで「房総の米フェ ス・ライスデーBOSO 2016 ~米に感謝する一日~」を開催いたします。 米の消費減少、農業者の高齢化や担い手問題、TPPなど
も含めた環境の変化など、米の周辺には問題が山積してい ますが・・・ しかし、この日はそんなこともどこ吹く風。
集まった米人(こめびと)たちのパワーを思う存分いただきましょう!
そしてあなたも未来へ繋がる米人となりましょう!房総半島を中心に米に関わる人・企業・団体の方々と協力
し合い、食べる、触る、見る、聞く…五感をフルに使って 米を感じてもらうイベントです。 ぜひご来場ください!
平成28年11月27日(日) 午前10時~午後4時 ※入場無料
会場:大多喜ハーブガーデン (千葉県夷隅郡大多喜町小土呂2423)
先ほど紹介した亀吉の米Tシャツには、
NO RICE NO LIFEの文字がいつも入っているんです。
本当、日本人にとって米は食の根底を支える大事な食材なんです。
「米」の力を信じ、米大好きだあという人はぜひイベントに参加して盛り上げてください。