毎度どーも、星空スペース店長です。
ふふふ、こちらは星空の畑の大根さんたちです。
今年は大根をいっぱい植えました。
ああ、もう年明けからは大根の心配はしなくてよさそうです。ものすごいたくさん収穫できるでしょうから、それこそ大根を活用した保存食にもいろいろチャレンジしたいと考えています。
さて、11月18日には、年内最後となる創造系不動産様主催のいすみツアーの皆様をお受けいれいたしました。
なんと今年の10月と11月だけで4回目です、しかも全部の回定員いっぱいだったんですよ、すごい!
今回もたくさんの方にお越しいただけました。
今回も腕によりを掛けて、お料理を用意しましたよ。
大根、蕪、里芋など冬の根野菜が使えるようになると、バリエーションがいろいろ出せていいです。
たくさんの「美味しい」という言葉をいただけて、本当に光栄です。
さて、ツアー第4回の最終回では、創造系不動産代表の高橋寿太郎さんから、ショートプレゼンテーションがありました。
高橋さんは「建築と不動産のあいだ」という著書を書かれているほどの業界気鋭の方なんですが、いつも気さくに話しかけてくれる面白い人なんです。
いつもご飯をホント美味しそうに食べてくれるのは良いのですが、
正直、この人うちにはご飯食べに来ているんかなぁ?
と思わせるほど、毎度ご飯を頬張っている感じだったので、今回のプレゼンテーションを聞いて、私たちも高橋さんに対する認識を大いに改めたほどの、すんごいプレゼンでした(笑)。
イベント終了後、夫婦で興奮しながらプレゼンを振り返ったほどです。
まあ、その際に創造系不動産いすみ支店の展望なども高橋さんが口にされていたんですが、きっとそのことについてはこれからおいおい発表があるでしょうから、それについては今回のブログではあえて書かないことにします。
高橋さんのプレゼンですごいと思わされたのは、その視座でした。
あと、僕がコンサルティング会社出身というのもあるんですが、高橋さんのマクロデータを正確に読み解き、それを未来に投射して人々へ語りかけるスタンスも非常に共感できるものでした。
実際僕もそうなんですが、高橋さんもさまざまな統計データを読み解いた末に、一度日本社会に対する絶望的な展望が見えてしまってから、その未来を変えるために戦おうとされている人なんだなあと。
この点は本当に大切だと僕は思っています。
未来を薔薇色で希望に満ちていると見るような人は、今の社会を変えようとしませんよね。
しかし、未来は「予言」することはできなくても、大小さまざまなデータや経験則を基にすれば、ある程度は「予測」ができるものです。ただ、その「予測」を受け入れるかどうかは案外本人の資質に寄るんじゃないかと、最近僕は考えています。
たとえばの話、人口減少がいかに大きな問題かは、統計データを紐解けば一発で分かりそうなものなんですが、これが響かない人にはまったく響かないテーマなんですよね。
僕もいろいろなところで説明し続けていますが、時にこの問題がまったく理解できない、もしくは理解しようとしない人に出会うたび、暗澹たる気持ちになることがあったりします。
ちょっと脱線しました。
高橋さんの視座はとてもユニークかつ説得力に満ちたもので、建築と不動産の問題を活動テーマにしながら、実は人間の「移動」というアクション・フローに注目されていました。
目から鱗が落ちるとはこのことだなあと思わされる程に、その「移動」という視座は斬新で新鮮な切り口を私たちに提供してくれました。
普通、空き家の問題を建築・不動産系の人々がテーマにしたら、
「さあレッツ活用しようぜ!」ってな話になりがちなんですが、高橋さんはもっと引いたところからこの空き家の問題を捕らえ直していました。
いや、空き家に限らず、日本人の「家」というものの見方に対して、「移動」という観点から根本的に革命的な視点を高橋さんは加えようとしています。
そのことは、プレゼンを実際に聞いてもらわないと実感がわかないでしょうけど、私たちにとっては、本当にいままでもやもや抱えていた視界不良を一瞬にして吹き飛ばすほどの新しいレンズを、高橋さんがくれたのです。
この記事中で、全部をご紹介できないことがあったりするので、ちょっともどかしいのですが、本当に高橋さんのプレゼンを聞くことができたのは、私たちにとっても大きすぎる収穫でした。
これからも創造系不動産さんはいすみでさまざまな事業展開をされるようですから、興味のある人はぜひ高橋さんはじめ創造系不動産のスタッフの人に話を聞いてみられると良いと思います。
本当におもしろいことになってきたなあ。私たちも励まされるばかりではだめで、しっかり何か協力できるようにならなきゃと思っています。
参考: