毎度どーも、星空スペース店長です。
本当は旧年中に終わらせたかったんですが、最後の最後まで忙しくドタバタしておったので、障子の張替えをお正月休み中に行いました。
なんといっても障子の枚数が多いため、けっきょく一日がかりの大仕事になってしまいましたよ。
まずは、破れている障子をはがすところから。
障子用ののりってすごくて、桟の部分に沿ってスポンジをつかって水でぬらしてあげると、スーと紙が取れるんです。
障子をはがし終わった後。きれいに全部はがしていくのもちょっとした作業でした。
そして、桟に糊をつけて真新しい障子紙を貼り付けていきます。
まず糊を刷毛で塗っていくのが、意外に大変なんです。そして、紙をきれいにぴんと貼り付けていく作業は集中力を使います。
一応、うちの店の破れた障子はすべて張り終えたのですが、ちょっとしわが寄ってしまったりして、まだまだ修行が必要だなあと思ったりもしました(笑)
さて、先月の餅つきにあわせて、杵を手作りしたことでも記録しておきましょう。
契機となったのは、いすみ薪ネットワークの伊藤さんからイチョウの木をいただいたことでした。
立派なイチョウの木で、餅つきの杵にするには十分な大きさと重さがありました。
ちなみに餅つきの杵のつくほうの部分は、樫などの硬すぎる木は臼をいためるため、イチョウくらいが良いそうですよ。
そして、こちらも運よくR工房の佐野さんから樫の柄を物々交換で頂いてしまいまして、これは杵つくるしかないなと一念発起して作り始めたのでした。
イチョウの木は、丸ノコで角を落としてから、さらにのみを使って荒く削り、そしてグラインダーでひたすら滑らかになるように削っていきます。
そして、今回大活躍したのが、マルチツール。
前々からほしかったマルチツールを年末にようやく購入することができまして、早速今回の杵作りで活用したのです。
うちのは日立製ではありませんが、マルチツールの良い紹介動画がありましたので、マルチツールについて興味あるひとはぜひご覧ください。
キワ切りが本当に簡単にできるので、大変重宝します。
このマルチツールでイチョウに溝の切れ込みをいれ、さらにインパクトドライバーを使って溝部分に穴を開け、後はノミを使えば、今までとは比べ物にならないくらい簡単に硬い木でも溝を彫ることができました。
柄と接合したのがこちら。
ちなみに、写真ではわかりづらいんですが、柄の部分も少し工夫をいれまして、溝に入れる進入角度、そして柄自体に軽微な湾曲を入れています。普通は杵の接合部分を太くするのですが、そこをあえて細くしているのはそのためです。
こうしたほうが、力学的によりうまく餅がつけるのではないかと思って、実験的にやってみました。
まだまだ、材自体の水分が残っていて、重すぎる感じだったのですが、それでももちつき大会のときに活躍してくれました。
重い杵は振るのは大変ですが、もち米をこねる効率は軽いものと比べて段違いで、主に最初のこねるときに使うと良いようです。
もちつき大会のときの様子はこちらをぜひごらんくださいね。
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電動工具もいろいろ知っていると便利なことが多くて、使い方を紹介できたらなんて考えていますよ。
次は何をつくろうかな。