毎度どーも、星空スペース店長です。
2月23日土曜日に、第1回目となるナカガワフェスを開催いたしました。
ナカガワフェスという名前、実は「中川村」といすみの「中側」という意味からつけています。
いすみの中側のエリアは、旧夷隅(いすみ)町という町名だったのですが、夷隅町・岬町・大原町が合併して、「いすみ市」になりました。
さらにそれより昔、星空スペースの最寄り駅でもあるいすみ鉄道「上総中川」駅にもその名残が残っていますが、星空スペースのあるエリアは「中川村」という地名で呼ばれておりました。
この旧中川村であるいすみ市の中川地区は、大多喜町と境を有しており、いすみ市の中でも山側に位置します。広々とした田んぼと、山の稜線に囲まれる美しい地域です。
しかし、この記事にも書いたとおり、現在いすみ市内でももっとも人口減少、いわゆる過疎化が進行している地域でもあります。
いすみ市自体は移住で人気が出てきている場所で流入人口もそれなりに増えているんですが、人気なのは海側のエリア。どうにも、いすみの中側はまだまだ少し寂しい状況が続いております。
こうした状況のもと、ちょっと前に旧夷隅町のエリアで自営業を営む仲間たちとなにかできることはないかという話し合いをしました。
小学校は廃校になり、地域のお祭りはなくなり、地域で自営業を営む私たちも当然ながら、このままでは先細りが目に見えています。
こうした状況をちょっとでも変えられないかと思い、みんなでちょっとしたイベントを起こしてみるかと始まったのがナカガワフェスです。
そして、その第1回のイベントを2月23日(土)星空スペースで開催したのでした。
この日は、週のあたまくらいから、天気予報が不吉なことを言い初めまして、一時は雨天100%強雨強風とさえ、予報されておりました。
このため、主催者側としては本当に開催できるか気が気ではなかったのですが、ふたを開けてみたらこの天気です
本当に、嘘みたいな好天に恵まれて、気温もポカポカ暖かく、無事にイベントを開催することができたのでした。
そして、本当に本当にありがたいことに、イベント開始当初からたくさんの人々がご来場くださいました。
今回は第1回目とあって、出店も旧夷隅町エリアを中心に規模を広げることなく行いました。
それでも・・・
おにぎりといえば、おにぎり工房かっつあんさん。
結農園の和菓子。
そして、こちらはナカガワフェスを契機に誕生したミラクルコンビネーション!
かさや食堂さんのコロッケと、grainさんのパンを組み合わせた「コロッケパン」。
星空スペースからは、結農園関谷さんが狩猟したイノシシ肉のジビエスープをご提供。
さらに写真にはないんですが、チーズ工房IKAGAWAさんのナチュラルチーズも販売いたしました。
おにぎり、パン、揚げ物総菜、和菓子にチーズに、イノシシスープと、いすみのナカガワも組み合わせてみると案外面白いバリエーションが発揮できることを証明できました。
予想をはるかに上回るお客さんの数に、嬉しい悲鳴。
なんと、お店によっては商品補填のために何往復もする結果に。これができるのも近場のメリットですね。
とにかく本当にたくさんの人にお越し頂くことができました。
星空ガレージでは、瀬戸物や日用品を並べて、ガレージセール。こちらもたくさんの人に、品を引き取っていただくことができました。
こうして、ものを介して、人々がつながっていく機会を作り出せたことも喜びです。
天気も良かったので、お茶の野点(のだて)コーナーも開設していただけました。
お抹茶を飲む貴重な体験をご提供いただきました。
ちょっと写真を撮るのを忘れてしまったのですが、kanocoさんの手作りハンコをつかったスタンプラリーをこどもたちもたのしんでいました。
結農園の早紀さんによる和菓子の練り切りづくりワークショップも大人気。みなさん、器用に菜の花を模した和菓子作りに励んでいました。
さらに、お昼すぎからは、むつざわヤギ牧場さんから、子ヤギちゃんが登場。
子どもも大人もそのかわいらしさ、愛くるしさに発狂(笑)。みんなにかわいがられていました。
とまあ、こんな感じで、できる範囲ではありますが、イベントを盛り上げるための様々な取り組みも行いました。
とくにうれしかったのは、地元の方たちもたくさんお越しいただけたこと。
そこここで、楽しい会話が生まれていたことは本当にイベントを開催してよかったなあと思えたことでした。
とまあ、こんなかんじで。
100名を超えるお客様にお越しいただき、たくさんの出会いと笑顔を生み出すことができたナカガワフェスは無事に終了することができました。
本当にみなさまありがとうございました。
次回は、田植えがひと段落する6月に開催したいと思っています。