星空スペース

創造系不動産ツアーvol.9 地域の家屋多様性を守るのは誰なのか


毎度どーも、星空スペース店長です。

気がつけばもう7月。一年の折り返し地点を過ぎてしまったことに愕然としたりするのですが、まああせっても仕方ないんで、淡々と仕事をしております。

とにかくこうも雨が多いと、なかなか草刈にいけないのがつらいですね。

あいつら、雨が降っていても関係なく伸びてきますからね。

たまの晴れ間を見つけて草刈に行くと、ジャングルになってしまった庭や畑を見て、うめいてたりします。

 

 

さて、4月21日に開催された創造系不動産様主催の第9回いすみツアーのことを。気づいたらどんどんイベントログがたまっておりました。

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いつものように、星空の家と星空の小さな図書館をご見学いただいた後に、星空スペースでお昼ご飯を召し上がっていただきました。

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この日は、家の近所で取れたたけのこを使って、たけのこ三昧のメニュー。

たけのこご飯と炊くと不思議と甘く感じるのが、いいですよね。

 

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ほかにも筍をたくさん使った料理を作りましたよ。さすが、旬の味覚の王様ともいえる筍ですので、みなさまからの反応もよかったです。

 

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ご飯を食べ終わった後は、質疑応答もかねた座談会。

この回の参加者の方々は、すでになんらかの形で地域の「家」について取り組みをされている方が多く、田舎の家事情の共通する問題点について、多くの意見や質問が出ました。

空き家問題は、日本全国のいたるところで問題になっているのですが、実は問題の構造が似通っていることも多くあります。

特に田舎の空き家問題は類似の要素を含んでいることが多いんですが、そのうちのひとつに「日本人の新築の家信仰」があります。簡単に言えば、中古の家よりも、新しい新築の家のほうをありがたがる気質の人が多いということです。

創造系不動産代表の高橋さんによれば、日本はアメリカやヨーロッパに比べると、新築物件を建てまくっており、逆に中古市場が圧倒的に小さいという特徴があるそうです。

つまりは、住む家があるにもかかわらず、空き家問題を放置して、新築の家ばかり建てているという現状があることになります。

実際、いすみ市においても、新築の家の建設現場に出くわすことは珍しいことではありません。

しかし、今の分譲型の住宅というのはどれも似通っていて、まるでプラモデルのように似たようなパーツで出来上がっております。「新築」といえる間はよいでしょうけども、このようなスタイルの家が数十年という時間の経過に耐えるのは難しく、結局は30年くらい経った後に立て壊して、また新しい家を建てるというスタイルになってしまいます。

不動産業や建築業のかたがたにとってはこれはおいしいビジネスサイクルなのかもしれませんが、地域の空き家在庫が過剰に発生してしまっている現状を見ると、日本全体で見ればこれは経済的ロスが多いと言い得るのかもしれませんね。ちょうど、今ホットトピックになっている「生物多様性」にたとえると、日本の「家屋多様性」もピンチなんだと認識が広まればよいと思います。

少なくとも、家によっても状況はさまざまですが、たとえばいすみ市内の空き家の何割かは確実に、きちんと修繕し管理を行えば、まだまだ住めるし、いろいろな使途にも使えるというものばかりです。

仮に何十万円から何百万円かの資金で、そうしたリフォームやリノベーションができるのであれば、移住して家を探す人にとってもチャンスは大いに広がるんではないでしょうか。

「日本人の新築の家信仰」の流れを少しずつでも変えていくために、中古の家でもすばらしいという価値観を広めていかなくてはなりません。そうしたことにわれわれも貢献できたらと考える日々です。

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最後に星空と長屋門の家で記念撮影。

皆様どうもありがとうございました!

 

参考:

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