毎度どーも、星空スペース店長です。
昔は、旅行が好きで、社会人時代は毎週のようにどこかに出かけるようなことをしていました。
僕の旅行は食道楽旅行で、行った先の地元の人が行くようなお店に入って、地元の酒を飲み、地元の食材を食べることに無上の喜びを感じていました。そうやって飲んだ地酒の数は百を超えると思います。
日本中どこであっても、必ず何かしらの美味いもの、印象に残る食べ物があるものなのですが、北陸地方はその水の美味さが驚異的であったことを今でも鮮明に思い出します。
そして、その川の水が流れ込む日本海の海の幸も、ただそれだけで日本酒の最高の肴になるのでした。
そんな北陸の街道筋、富山県の朝日町は富山県の東端に位置し、新潟県との県境になっています。
先月のこと、富山県朝日町の町長をはじめとする朝日町の皆様が、いすみ市にお越しくださり、星空の家と星空の小さな図書館をご訪問くださり、さらに星空スペースでランチを食べていってくださりました。
つなげて下さったのは、いつもお世話になっている創造系不動産さん。
実は創造系不動産さんと富山県朝日町は地域おこし企業人派遣協定を締結されていて、朝日町における空き家利活用の事業促進にむけて協力体制を築かれているのです。
まあ、料理はいつもどおりな感じなんですが、いすみ市および房総の誇る食材を楽しんでいただきました。
いすみ市の特産品になりつつあるチーズも召し上がって頂きました。(今回はharuさんのチーズ)
上でも書いたように、北陸は本当にうまい食材ばっかりなのですが、いすみ市も負けてはいないぞう!という気概で作りましたよ。
食後には、朝日町といすみ市とで、空き家の利活用に関する情報交換と議論を行いました。
朝日町町長や町役場の職員さん、さらに朝日町で事業展開されている株式会社家印代表取締役の坂東さんもいらしていて、時間を忘れるくらいの濃密な議論を交わすことができました。
家の造りや生活スタイルというのは地域ごとに特色があるものですが、空き家の利活用という問題については日本全国共通の悩みや課題が存在しているように思えます。
その解決策やアプローチ方法については、もちろん正解はひとつではないと思うんです。
ただ、その解決策やアプローチ方法については、事業者同士で情報交換ができると本当にお互いに学びが多くて良いです。
大切なことは、自分たちのやり方がベストだと思わずに、常にアップデートをかけていくことだと思います。なぜなら、家というのは人間と同じように生きているからです。人が年をとるように、家も年をとります。つまりは古くなっていく。
その古さを「良さ」に変えていくためには、何らかの工夫が必要です。
そして、その工夫が人を集め、地域に活気をもたらし、ひいては人口の減少を食い止める施策になっていきます。
いうなれば、今の時代は「工夫」次第なんです。
逆に言えば、工夫をせずに、諦めてしまった瞬間にそこで試合終了です。諦めたらそこで試合終了だよ、なのです。
まだまだ地方には諦めが悪く、粘りづよい人々が多くいます。
そうした人々の逆襲がある地域とない地域とでは、今後明らかな違いが出てくることでしょう。
そんなことを強く感じた今回の朝日町の皆様のご訪問だったのでした。
朝日町のみなさま、わざわざいすみ市の星空スペースにお越しいただきまして、本当にありがとうございました。
いつか、僕らも朝日町に参ります!