星空スペース

自分達の地域は自分達で守るということ


毎度どーも、星空スペース店長です。

そういえば、星空の小さな図書館では今月古本市を開催中です。

題して「旅人ノ本ノ祭~幸せな本~

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6月というのはどうにも鬱鬱としがちな時期で、自省的な気分になりがちですから、こういうときこそハッピーな気分になれる本を読むのもありだと思いますね。

古本市 旅人ノ本ノ祭

期間:6月3日(日)‬、‪4日(月)‬、‪10日(日)‬、‪11日(月)‬17日(日)、‪18日(月)‬、‪24日(日)‬、‪25日(月)‬

時間:‪13時~19時‬
場所:星空の小さな図書館

入場無料/出入自由

【本屋さんラインナップ】
・キヅキマナビ書店*
・ヨンデミテ堂*
・トネリコ文庫*
・本と音楽 十六夜堂*
・ねっこあくっはむとbooks*
・海とうに*
・ひまつぶしがらん堂*
・タイドランドブックス*
・moon child*
・本,ぶんぶく*
・books翠*

 

さてさて、少し前にいすみ市消防団に入団したことをこちらのブログでも書きましたね。

 

それで、その消防団に入って間もないというのに、いきなり大火事が発生して出動することになったんです。

大都市では信じられないかもしれませんが、田舎ですと自分の地域内で火災が発生すると地域全体に防災警報が発令され、火災がどの地域のどのあたり(具体的に住所も言います)で発生したのかが瞬時にわかります。

事件当日、僕は星空の家で外作業をしておりまして、警報が発令されて急いで火災が発生した方角を見に行くと、すでに黒くて大きな煙が発生しているではありませんか。

や・ば・い!

とにかく消防団に入団したからには、メンバーとしてちっとでも役に立てるようにがんばらなくてはなりません。

とるもとりあえず、急いで消防団の制服に着替えて、地区の機庫(きこ)に向かいました。

機庫とは、消防団の消防車や消防用具を入れておく倉庫のことで、すごいことにいすみ市は部落にだいたい一つずつあります。

機庫にはすでに人が集まっていて、消防車を出動させる準備をしていました。

この事件のおきた日はまだ消防団として入団式もやっていない時で、僕はホースの使い方も水の出し方も、あるいは火災現場での行動の仕方も本当に良く分からない状態だったんですが、とりあえず消防車に乗せてもらいました。

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火災現場から1km以上はなれた地点からも煙は見えていました。

すでにサイレンがけたたましく鳴り響いており、いろいろな地域の消防団が出動しているのがわかりました。あのサイレンの音というのは嫌がおうにも人間の緊張意識を高めます。

さすがに僕も、自分が団員として火災現場に行くことの心の準備が出来ていなかったことが、車の中で自分の心音を聞くうちに分かりました。

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火災現場に到着すると、そこには恐ろしい勢いで火が燃え盛っており、黒煙があたりの空を消し潰していました。

火災現場を見たことがない人には実感わかないでしょうけども、家屋が実際に燃えているとすごい迫力なんですよ。

火というものの恐ろしさを、けっこう遠くでもその熱線が、その音が、その臭いが全身にとどき、体内から無意識に戦慄を起こします。

ちなみに昔、僕は千葉市に住んでいたときにも家のすぐ近くで大火災が発生したことがありまして、今回の火災も同クラスの家屋が全焼する勢いであることを判断することができました。

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それぞれの消防団は自主的に水源を探し当て、ホースをつないで放水をしていました。水源は幸いなことに近くに小川があったので、みなさんそこから取水されていました。

僕は放水作業の手順などを知らず消火作業では役に立たないと思ったので、消防車から赤い誘導棒をかりてきて、交通整理を行う係りを買って出ました。

近くは消防車両でごった返していたため、普通に交通する車両も渋滞していました。そこを、他の地域の消防団の初めて会った人と阿吽の呼吸で交通整理していきました。不思議と火事のときというのはみんな自然と協力体制が出来上がっていくものなんですね。

今回の火災はけっこうな規模だったようで、消し止められるまでにかなり長い時間を要したのですが、無事に消火することができました。不幸中の幸いで火災による死傷者はでなかったようです。

いやまあ、正直なところ消防団に入って早々すごい体験をしたなあという感じでした。

 

本当にすごいなあと思ったのは、すでに消防団として活動されているほとんどの人が、ごく自然な心持ちで自分達の地域のことは自分達で守るという意識をもたれていることでした。

けして他人事ではなく、消防署や警察にひたすら任せるのでもなく、自分達で消防や警察に率先して協力している、実際の火災現場でそれをまざまざと見せ付けられました。

今までの自分の住環境では完全に考えられない「精神の構え」がごく自然と田舎では共有されている、そのことに衝撃を受けるとともに正直感動もしました。

自分達の地域は自分達で守る、この前提の上に、さらに専門職の人々がいることで、地域の安寧は守られているのです。それが守られ続けている地域というのは、やはりいろいろな意味で強いのではないかと。

今回は火事でしたが、日本は地震も台風もある自然災害大国な訳ですから、やはり「自分達の地域は自分達で守る」という意識を守り続けないとダメなんだなという思いを強くした事件となりました。